ビクター マグナファックス MDR-1 1960年製

ビクター の
マグナファックス
円盤式磁気録音機
MDR-1 です。

XWdZcaSRBoapVCf1429260861_1429260880[1]
jKzOYOzuN27EaW91429251338_1429251353[1]
ビクター ・マグナファックス
(円盤式磁気録音機) MDR-1

専用のマグネティック・ディスクに、
マイクや外部入力の音声を録音し、
再生することができる録音機です。

vVXBJm_b5ymaujp1429251456_1429251476[1]
録音・再生用カートリッジには、
レコード針の代わりに
磁気チップが付いています。

kKXT443hKFDOIQ71429260765_1429260783[1]
磁気チップが走行するための細い溝が、
マグネティック・ディスクの表面に
刻まれています。

テープレコーダーのテープがディスクに
なったようなものです。
テープのような巻き戻しの手間が省け、
ディスクのどこからでも
録音・再生が可能です。
繰り返しチェックしたい楽器の演奏や
外国語の学習には、
重宝したと思われます。

j8921KKLShNDNom1429251266_1429251286[1]
ディスクはEP盤と同じ大きさです。
録音時間もEP盤に近い5分程度ですが、
回転数は低速の16回転になります。

この度、何年もマグナファックスを
探していたという方から連絡がありました。
コンサートなどの音響(PA)を担当されている
舞台音響家の加藤明さんです。

当時のマグネティック・ディスクを
所有している方からの依頼で、
そこに録音されている音をCD化したい
とのこと。
確かにディスクがあっても、
再生機がなければCD化どころか、
聴くことすらできません。

わざわざ私の自宅まで
足を運んでくださいました。

JHsiTrDCo72fGB91429424429_1429424450[1]
マグナファックスを私が操作し、
加藤さんがパソコンに取り込みました。

GL1TyFjBrWF89gG1429251111_1429251129[1]
マグネティック・ディスクには、
1962年頃録音のピアノ演奏などが
クリアーに収録されていました。

その後、マグネティック・ディスクの
所有者よりお礼状が届きました。
そこには
「あの頃の空気がよみがえってきました」
「復元は無理と思っていたので
とても嬉しいです」と、
ありがたいお言葉が書かれていました。

所有者はシャンソン歌手でピアニストの
龍野めぐみさんです。
53年前のめぐみさんの見事な演奏と、
お友達との微笑ましい合唱などが
録音されていました。
めぐみさんの“原点”が
ここにあるのかも知れません。
ご本人の了承を得ましたので、
映像をアップさせていただきました。


[広告 ] VPS


vjRcHhQSwpLOFpJ1430509322_1430509347[1]
龍野めぐみさんが小学校低学年の頃
演奏した音が録音されたディスク。
めぐみさんの直筆でしょうか、
鉛筆で書かれた「めぐみのピアノ」が
可愛らしい。

SNSが取り持つ不思議な“ご縁”。
私にとっても、
心に残る、温かなエピソードとなりました。

GK6DJ8JqKdrRbXx1430509669_1430509691[1]
マグナファックスとマグネティック・ディスク

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : ピアノ
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

マグナファックスと16回転プレーヤー

このブログでその存在を知りました。60年代の初頭の日本にこのようなディスクレコーダーがあったというのは大変な驚きです。

よく写真を拝見しますとナショナルのマグナファックスはスペルがMAGNA FAXでビクターのはMAGNAFAXEですね。何故でしょうか・・・?

あともう一つ不思議に思っているのは、日本の昔のレコードプレーヤーにも16回転対応のものが多かったことです。海外輸出用も兼ねていたのでしょうか・・・。16回転の日本盤レコードは見たことがありませんし、海外の中古市場にもそれほど多くは出てこないです。それにその頃の日本では、輸入盤は簡単には手に入らなかったと思います。

Re: マグナファックスと16回転プレーヤー

まも様
おはようございます。

面白いことに気がつきましたね。
当時からナショナルとビクターは
業務提携していたようですから、
商標登録のためにわざとスペルを
少しだけ変えたのかも知れませんね。
もともと造語ですから、
カタカナ名は変えず、
発音しないところに一字追加するのは
うまい方法ですね。

16回転の“謎”の真相は不明です。
ブログのカテゴリーの中に
「16回転レコード」がありますから、
そちらの記事も読んでみてください。

長時間レコードで役立つとすれば、
ダンスレコードとクラシックレコード、
あるいは宗教レコードです。
やはりアメリカのダンスブームの時に、
16回転レコードの需要が高かったため、
その時代では4スピードがスタンダード
だったのかも知れません。
それにしても出回りませんね。
やはり真相は闇の中です。(笑)

コメントありがとうございました。

プロフィール

keiai

Author:keiai
こんにちは!
ゼンマイ式の蓄音機
から、電気蓄音機、
テープレコーダー、
CD、DVDへと進化
していく時代の流れ
の中で、創り手の
情熱があふれる名機
がいくつも生まれ
ました。
そんな逸品で当時の
レコードを再生し、
その時代に想いを
はせてみたいと
思います。
ご一緒に浪漫紀行を
楽しみましょう。

カウンター
最新記事
最新コメント
月別記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク