エジソン ディスク・フォノグラフ C-150 1915年製

トーマス・エジソンの
ディスク・フォノグラフ
C-150です。

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トーマス・エジソン・
ディスク・フォノグラフC-150

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下部はレコードの収納スペース

エジソンがこだわった縦振動により
録音したダイヤモンドディスクを
再生できる蓄音機です。

ダイヤモンドディスクは、
海外のオークションに
時々出品されていますが、
聴きたいと思う楽曲は
あまりありません。

縦振動用のリプロデューサーを
横振動用のサウンドボックスに
交換すれば、
通常のSP盤も再生できます。
実際には、SP盤の方が圧倒的に多く
出回っていますから、
サウンドボックスがメインに
なっています。

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縦振動用と横振動用の
再生装置の交換可能
写真は横振動用のサウンドボックス

大きくて重い、
がっしりとしたボディに
再生音が共鳴すると、
ポータブル蓄音機では再現できない
静かな低音が聴こえてきます。
管弦楽に向いているかも知れません。

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大型家具並みの重量
大きなラッパが内蔵

1915年製ということは、
まもなく100歳。
触るだけでもご利益がありそうです。
(ありがたや、ありがたや)

「ビクター家庭音楽名盤集」
の第4巻より
『アンダンテ・カンタービレ』
(オルマンディー指揮
ミネアポリス交響管弦楽団)と
第2巻より
『カヴァレリア・ルスティカーナ』
(フィードラー指揮
ボストンポップス管弦楽団)を
鑑賞しました。

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豪華な作りの
「ビクター家庭音楽名盤集」
様々な楽曲が収録

「ビクター家庭音楽名盤集」は
SP盤12枚入りのアルバムで、
大変豪華で丁寧な作りです。
家族で楽しめる管弦楽、器楽、
声楽などバラエティに富んだ内容で、
10インチのSP盤に収録されています。
すべての曲に分かり易い解説書が
付いています。

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丁寧な解説書付き

収録曲の選考委員の挨拶文の抜粋です。
【「家庭音楽名盤集」の委員達が選んだ
12枚のレコードは正真正銘の
「選ばれたる」レコードである。
1936年という時代を十分考慮に入れて、
しかも趣味と品位と興味の三点では
満点のものを選んだ。】

【今や日用諸物資の驚くべき騰貴は、
物質的に広く我国民の家庭生活を
脅かしてきた。
加えて増税の負担を
覚悟しなければならぬ。
我々は出来る限り物質的な欲を節制して
生活しなければならぬ。
しかしながら「生を楽しむ」
ということがなければ、
人生の生活は無意義である。
最も楽にして最も効果の多い
精神的快楽は
言うまでもなく音楽である。】

この「ビクター家庭音楽名盤集」が
発売されたのは1936年。
翌年には日中戦争、
5年後には太平洋戦争が始まります。
世の中が軍事色に染まり始めた頃です。
そんな時代でも、
音楽はいつも身近にあり、
心癒してくれたのかも知れません。

それにしても、
よくこの良好な状態で保管されて
いたものだと、感心するばかりです。


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山中湖のアンティークショップにて
エジソンのシリンダー型蓄音機と一緒に
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爽やかな青空と富士山
眺めているだけで
幸せな気分になれます。
富士山が世界平和の
シンボルになることを祈り、
合掌
2013年9月27日
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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No title

こんばんは

 100年前の蓄音機がゼンマイも元気に音を奏でる。すばらしいです。
 さらに昔のSP盤のアルバムつくりが豪華ですね。何十年も経て、実に堂々として美しい。

コメントありがとうございます

mikitaka08さま
本当にゼンマイモーターというのは丈夫ですね。
100年どころか、まだまだいけそうです。
私の知らない過去だけでなく未来も、
この蓄音機は見ることができるかも知れませんね。

1936年という時代背景を考えると、
このSPアルバムは、やはりちょっと裕福な家庭で
鑑賞されていたのかも知れません。

蓄音機にもSPアルバムにも、
ドラマがありそうですね。

コメントありがとうございました。

No title

音にこだわると当時としてはダイヤモンドディスクということだったんでしょうか。今でも「これは好きな映画だから安価なDVDじゃなくってブルーレイにするか」ってなもんですから人間100年たってもやってることはあんま変わらないようですね。

動態保存のC-150もさることながらSP盤集がまたすごい。超お宝といった感じです。

コメントありがとうございます

JackDさま
例えで言えばβビデオとVHSビデオみたいな関係で、
音の良いダイヤモンドディスクは15年程で衰退して
しまいました。(ディスクが重過ぎたかも知れませんね)
ですからもともとソフト自体が少なく、しかも
1930年以降のポップス系のレコードはほとんど
お目にかかることはありません。
エジソンは結構商売人ですから、蓄音機本体が
売れなくなるより、いち早くSP盤も聴けるアダプターを
作った方が儲かると思ったのかも知れませんね。
まさに勇気ある撤退です。
実際このC-150が生き残ったのは、SP盤が聴けたことが
大きな理由ではないかと私は考えています。

コメントありがとうございました。

No title

貴重な音をありがとうございます。不思議と癒される落ち着く音です。
モノクロでパチパチと縦の線がいっぱい入る古ーい映画が浮かんできます^^

いつも思うのですが すごい出会いですよね。keiaiさんのところに行けば大事にしてもらえるって、蓄音機たちの間で噂にでもなっていて、向こうから集まってきてる気がします。

コメントありがとうございます

kuriさま
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
このエジソンの蓄音機は、アメリカから不動のジャンク品で輸入し、
現状まで復活させましたので愛着があります。
どうしてうまく作動しないんだろう、どうしたら作動するだろうと、
当時の製作者の気持ちになって何日も何日も考え、やがてそれが分かった時、
当時にタイムスリップして製作者に会ったような、気持ちが通じ合ったような
感動を覚えました。
ジャンクオーディオならではの醍醐味ですね。

コメントありがとうございました。
プロフィール

keiai

Author:keiai
こんにちは!
ゼンマイ式の蓄音機
から、電気蓄音機、
テープレコーダー、
CD、DVDへと進化
していく時代の流れ
の中で、創り手の
情熱があふれる名機
がいくつも生まれ
ました。
そんな逸品で当時の
レコードを再生し、
その時代に想いを
はせてみたいと
思います。
ご一緒に浪漫紀行を
楽しみましょう。

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