イングランド・ディスク・グラフォフォン 1910年代

気品と風格のある
英国製のラッパ型の蓄音機、
イングランド・ディスク・グラフォフォンです。

(前回の映像は
「イングランド・ディスク・グラフォフォン」
でグーグル検索可能)

イングランド・ディスク・グラフォフォン
イングランド・ディスク・グラフォフォン
ラッパ型蓄音機   

エジソンのロウ管式蓄音機と同様、
100年前の製品であることにまず驚き、
さらに正常に作動することに感動します。

ラッパが本体の外に露出しているので、
トランペットなどの
管楽器の音が入ったSP盤を再生すると、
まさに目の前で演奏しているような
錯覚をします。
 
丁度、ルイ・アームストロングのSP盤
『キッス・オブ・ファイヤ』(1952年)
を入手したので、
このラッパ型蓄音機で
聴きたくなりました。

さらに、聴き比べたくなり、
卓上型の蓄音機(ペンギンブランド)、
ポータブル型蓄音機(HMV)でも、
同じSP盤を再生してみました。
収録は2階吹き抜けのホールで
行いました。

ペンギン卓上型蓄音機
ペンギンブランド 卓上型蓄音機 
1930年代

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HMV ポータブル型蓄音機 
1930年代

さて、聴き比べの感想は・・・。

パソコンの小さなスピーカーの音では、
みんな同じに聴こえてしまいそうですが、
蓄音機の前で聴くと音の違いを、
空気の振動として
肌で感じることができます。

ラッパ型では、
ホール全体にトランペットの
金属音が広がり、
鼓膜を激しく共振させる
圧倒的な迫力です。
蓄音機が楽器そのものになり、
ライヴ感満点です。     
これがラッパ型の醍醐味です。
  
卓上型では、
再生音がしっかりしたボックスの中で
内蔵ホーンを共振させ、
少しお行儀良くなってから
開放された感じで、
密閉型スピーカーから聴こえてくる
サウンドに似ています。
低音もしっかり出ています。

ポータブル型では、
HMVのサウンドボックスが素晴らしく、
ラッパ型に匹敵するパワーを感じますが、
耳が痛くなるような
大音響ではありません。
バランスの良いサウンドで、
ボーカルも明瞭です。

さあ、
あなたの耳には
どのように聴こえたでしょう。

自宅でミニコンサート。
大きな音でのSP盤の再生が終わると、
一瞬の静寂が訪れます。

そして今度は耳をすますと、
鈴虫の美しい合奏が聴こえてきました。


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No title

電源がないのにこの迫力。パソコン画面を通して、私のパソコン外付けsony SRS-Z510の小さなスピーカーからでも音質の良さが伝わってきます。蓄音機の機能とレコード盤の機能にあらためて驚いています。聴き比べ、ありがとうございます。

No title

サッチモ、最近聞いてなかったなあ…。

耳音痴なので正しいか怪しいのですが…。HMVはけっこう今風の音ですね。グラフォフォンはウチのPCではボーカルが響いてる感じに聞こえます。ペンギンブランドがその中間ぐらいかな。いずれにせよすべての機器が完動してちゃんと聞こえるのに驚きます。メンテご苦労さまです。

コメントありがとうございます

ミキタカ08さま
ゼンマイの動力だけでこれだけ正確に回転し、
サウンドボックスの振動板の音をホーンで広げただけなのに、
こんなに美しい音で再生できるなんて、
昔の人たちの知恵と技術に敬服してしまいますね。
みんな本当に音楽が好きだったんでしょうね。

聴き比べ、楽しんでいただけて嬉しく思います。
コメントありがとうございました。

コメントありがとうございます

JackDさま
ラッパ型蓄音機では、やや再生速度が早かったかも
知れません。少し遅くすると結構腹に響く低音も
再生されます。このタイプは微妙な速度調整が難しいです。
ポータブル蓄音機で有名なHMVは、やはり聴き取りやすい
良い音です。確かに今風の音ですね。
JackDさまはご近所なので、機会がありましたら是非
生音を聴いて頂きたいと思います。
風圧に圧倒されます。(少し大袈裟ですが・・・)

コメントありがとうございました。
プロフィール

keiai

Author:keiai
こんにちは!
ゼンマイ式の蓄音機
から、電気蓄音機、
テープレコーダー、
CD、DVDへと進化
していく時代の流れ
の中で、創り手の
情熱があふれる名機
がいくつも生まれ
ました。
そんな逸品で当時の
レコードを再生し、
その時代に想いを
はせてみたいと
思います。
ご一緒に浪漫紀行を
楽しみましょう。

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