ダイヤトーン バーチカルミュージックセンターXー10    1980年代

私の『お気に入り電蓄』に続き、
『お気に入りレコードプレーヤー』
を選ぶとすれば、
第1位はダイヤトーンの
バーチカル・ミュージック・センター
Xー10です。

縦型のリニアトラッキングプレーヤーで、
機能的にもデザイン的にも、
大変優れています。
整然と並んだコントロールパネルの
ツマミやボタン、レベルメーターが、
オーディオファンの心をくすぐります。

今でも全く古さを感じません。

ターンテーブルやトーンアームの
動きを眺めながら、
安定した再生音を
じっくり鑑賞したくなります。
とにかく全体のバランスが良く、
縦型であっても構造的に安定した
重量配分が取られ、
少々の振動にはビクともしません。
なにより、細部までとても丁寧に
作られていて、
格調高く感じます。

実は、以前アップロードしたX-10が、
整備後とても調子良く作動しているので、
もう一台新たにジャンクのX-10を
入手し整備しました。

プレーヤーの
劣化して朽ちたゴムベルトの
様子も録画しました。
30年経過するとほとんどの機種で、
ベルトはこんな風に塩コンブ状態か、
完全に溶解しています。

カセットデッキのゴムベルトの交換は、
ドラムに円周の長さに切った
ゴムベルトの一端を仮着し、
ゆっくりドラムに巻きつけ、
一周したところでドラム上で
瞬間接着剤でつないでしまいます。
こうすれば
込み入った部品を外さなくても
交換が可能です。
(裏技です)

トーンアームを駆動するための
ゴムベルトは、
市販のちょっと小さめの輪ゴムで
代用可能です。

30分程の整備で、
アップロードしたようなサウンドを
楽しむことができます。
感電を恐れず
チャレンジしてみてください。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー
管弦楽団の演奏で
『弦とオルガンのためのアダージョ 
ト短調(アルビノーニ)』
(1969年録音)を鑑賞しました。

カラヤンになりきって
ベルリンフィルを指揮し、
究極の高揚感を味わうには
十分効果的な楽曲です。
どっぷり浸って下さい。

また、1980年の
『別冊BIG GORO 激写』
(篠山紀信撮影)に、
ダイヤトーンX-10の広告が
載っていましたので、
ビデオの最後に入れておきました。


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篠山紀信の『激写』よりXー10の広告 1980年
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No title

GOROといえば可愛かずみさんと実験人形ダミーオスカーですね。宮崎さんも篠山紀信氏が  あれ?なんの話だっけ。

リニアトラックは音がいいときいていました。前回にそうでもないことを御教示していただきなんだか眼から鱗というかちょっとがっかりというか不思議な感じです。ん~、でもかっこいいですよね!やっぱ、垂涎の的だな。

コメントありがとうございます

JackD様
いつもコメントありがとうございます。
1980年代、レコードプレーヤーのコンパクト化が進み、リニアトラッキング方式が一気に広まりました。
その頃のレコードを再生すると、デジタル並みのハイファイサウンドを楽しめますが、使い込んで擦り切れたレコードや少し反ったレコードを再生すると、ノイズもきれいに拾ってしまったり、音飛びしたりすることが多く感じます。もともとそういうレコードを再生することを前提にしていないのでしょう。
軽量のカートリッジが繊細過ぎ、また構造上アームの横揺れに対する遊びが少なく、音溝からはみ出してしまうようです。
その点、従来型のトーンアームは、長いアームが針のブレに抵抗し、針圧も容易に調整できますから、相当状態の悪いレコードも再生可能です。そして、再生音は不思議とアナログらしいソフトな音質です。
ですから、音が良過ぎても耳障りなノイズを多く感じる場合もあるということです。
アップしたX-10は、縦型なので針圧も結構かかっており、LPジャケットサイズのプレーヤーとは異なり、トーンアームも非常に長く、従来型に極めて近いと思います。
まあ、ノイズレスを求めるのなら、CDやDVDを選択すればよく、古いプレーヤーではそんなレコードとの相性も含めて、比較しながら鑑賞する方が楽しいと思います。
なお、どんなプレーヤーも、摩耗した針と新品の針とでは、全く音が違います。
X-10も、カートリッジごと新品に交換しています。

X-10のアーム調整

記事を読ませていただき、X-10のアームの調整についてご質問があります。X-10のアームの位置が、スタートした時からヘッドシェル部分が垂直ではなく南南東(右側)に倒れて移動してしまいます。したがってレコード盤の外周より右に針が降下してしまいます。(アームをフリーにして左右に振ってもヘッドシェルは南南東に傾きます)
調整方法をご存知なら教えていただけませんか。私もアナログに興味があり、オープンデッキやレコードプレーヤー、テープデッキを修理収集しています。宜しくお願いします。

Re: X-10のアーム調整

Tooruさま
返信が遅くなり失礼しました。
トーンアームは、静止している時は垂直にブラブラ状態で
垂れ下がっていなければなりません。
何かが引っかかって、それを邪魔しているのでしょうか・・・。

トーンアームの昇降位置の微調整は、本体正面上部の中央付近に、
LEAD IN ADJUSTと記載された穴があるかと思います。
ここに長めのマイナスドライバーを差し込み、調整ツマミを
回すと、わずかですが調整できます。(機械的調整です)
左右に動かしているうちに、トーンアームの引っ掛かりが
解除されるかも知れません。

うまく修正できなかった時は、ヘッドシェルのネジを外し、
レコード盤に針が落ちる所まで可能な限りずらして、
両面テープで貼り付けるという邪道もあります。

トーンアームの根元にはアームが少しレコードの内側に
入ると感知してアームを左にスライド移動させるための
センサーがあり、乱暴に扱うとその連動が狂って、
レコード再生できなくなります。
ましてトーンアームがスライド移動するための滑車や
タコ糸を外すと、戻すのにとても苦労します。

現役時代を終えてからかなりの年数が経過しています。
あまり深追いせず、現状を大きく変更しないで、
眺めて半分楽しんではどうでしょうか。

お役に立てずすみません。

Re: ダイヤトーン X-10 について

藤野様

こんばんは。

3D-47Mの交換針は、
確かにカートリッジに入りにくいかも
知れません。
斜めに挿入し、
パチッと押すと入るのが普通ですが、
入らなければ斜めの挿入の方向を
反対にして再度やってみてください。
乱暴にやるとプラスチックが割れますから、
力任せにやらないでください。
あくまでも自己責任で(笑)。

ただ、
私はあまり当時のカートリッジを
信用していません。(かなりくたびれています)
カートリッジごと新しい物に交換した方が、
気分良くレコードを楽しめます。
私は、オーディオテクニカの
比較的安価な針付きカートリッジに
交換しています。(一番安い物で十分です)
X-10とはとても相性が良く感じます。

X-10はとても良い機器ですが、
なんせ年代物です。
眺めて楽しむのがメインと思えば、
まだまだ十分楽しめます。

ブログへのアクセス、
ありがとうございました。
プロフィール

keiai

Author:keiai
こんにちは!
ゼンマイ式の蓄音機
から、電気蓄音機、
テープレコーダー、
CD、DVDへと進化
していく時代の流れ
の中で、創り手の
情熱があふれる名機
がいくつも生まれ
ました。
そんな逸品で当時の
レコードを再生し、
その時代に想いを
はせてみたいと
思います。
ご一緒に浪漫紀行を
楽しみましょう。

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