デッカ ポータブル蓄音機  1915年頃

デッカのポータブル蓄音機です。

デッカは、ポータブル蓄音機を
最初に作ったメーカーです。
このタイプのものは1915年頃の
製造と思われます。
リフレクター型といって、
上蓋に金属製の半球状の
反響板を埋め込み、
その中心からトーンアームが出ている、
特徴的な形状が印象的です。

通常のSP盤が
ややはみ出す程度のサイズで、
ゼンマイモーターなどの機械部分も
コンパクトにまとめています。
蓋を閉めるとほぼ立方体になり、
何かのお道具箱のようにも見えます。

ゼンマイが小さいため、
ややトルクが弱く、
擦り切れたSP盤では摩擦が大きくなり、
ターンテーブルの回転速度が
低下することがあります。
「状態の良いレコードしか
再生しないでね」と
蓄音機の方が盤を選んでいる
みたいです。

耳障りな大音響ではなく、
やや控えめな繊細な音です。
プライベートルームで静かに
レコード鑑賞したい時に
丁度良い蓄音機です。
まさに、ポータブルと同時に、
パーソナルの蓄音機です。

人の願望というものは、
いつの時代も
あまり変わらないようです。
 
1948年公開のミュージカル映画
「皇帝円舞曲」
(ビリー・ワイルダー監督作品)
の中で、ビング・クロスビーが歌った
『皇帝円舞曲』と
『奥様お手をどうぞ』を鑑賞しました。
もちろんデッカレコードです。


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デッカポータブル蓄音機 

デッカポータブル蓄音機

デッカポータブル蓄音機
デッカ ポータブル蓄音機

皇帝円舞曲 ビング・クロスビー 
デッカのSP盤と当時の映画のパンフレット
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テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

コロムビア 4スピード・グラフォノーラ・モデル2105 1957年製

コロムビアのポータブル電蓄、
4スピード・グラフォノーラ・
モデル2105、1957年製です。

蓋を閉じて立てて置けば、
可愛い旅行カバンに見えます。
表裏チェック柄で、取っ手はゴールド。
ポップでおしゃれなデザインです。

アンプ、スピーカー内蔵のため、
やや大き目のサイズですが、
木製のボディがしっかりしていて、
密閉型の
スピーカーボックスのようになり、
真空管独特の
温かく味わい深いサウンドを、
十分楽しむことができます。

1957年だと、
年代的にSP盤とドーナツ盤が
両方発売されていた頃です。
本電蓄でもSP盤を
再生してみたくなりました。

丁度、その頃の石原裕次郎のSP盤を
入手しました。
1958年公開の日活映画
「陽のあたる坂道」の主題歌
『SEVEN O'CLOCK』を、
裕次郎が歌っています。
映画の中では、
川地民夫が歌っていました。

ムード歌謡と違って、
ロカビリーのリズムに
少々苦戦気味の裕次郎ですが、
逆にそれが新鮮に聴こえます。
歌詞が聴き取りにくいのですが、
「昼間は学校へ行き ABCD+アルファ 
ハニホヘトだー 
カモン!レッツゴー!」
みたいな、ノリノリで歌わないと
乗り遅れてしまいそうな歌詞です。

そして、
1957年公開の「俺は待ってるぜ」から
挿入歌『遥かなる面影』と
主題歌『俺は待ってるぜ』。

さらにもう一枚、
EP盤で1960年公開の
「あじさいの歌」の主題歌
『あじさいの歌』を鑑賞しました。

数ある裕次郎作品から、
イチオシの一本を
セレクトするとしたら、
迷わず「陽のあたる坂道」を選びます。
裕次郎も北原三枝も芦川いづみも、
みんな一番輝いていた頃です。
三人の魅力を、
田坂具隆監督が
見事に引き出しています。

中学の頃、原作の石坂洋次郎の小説に
ハマった時期がありました。
当時は映画ではなく、
姉の持っていたセブンティーンに
連載されていた武田京子の漫画
「あいつと私」に触発されて
興味を持ちました。

何が少年の心をとらえたのか、
もう一度原作を読んで
検証してみたいと思います。


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コロムビア・4スピード・グラフォノーラ・モデル2105

コロムビア 4スピード・グラフォノーラ・モデル2105

映画「陽のあたる坂道」「俺は待ってるぜ」「あじさいの歌」主題歌レコード

北海道・小樽「石原裕次郎記念館」にて撮影した裕次郎との記念写真(有料です)
北海道・小樽「石原裕次郎記念館」
にて撮影した裕次郎との記念写真
(有料です)

今年の7月17日で
石原裕次郎は没後25年を迎えます。
あちこちで様々な企画が
あるようですが、
私も個人的に裕次郎を偲び、
こんな物を作ってみました。

1958年公開の日活映画
「陽のあたる坂道」の当時の台本
(原作者・石坂洋次郎が
この台本を読んだ時に感じたことや
演じる時のアドバイスを、
直筆で記した箇所があります)と、
公開前日の1958年4月14日に
京都日活で行われた
特別試写会のチケット(当時モノ)を
メインに展示した額縁です。

共に石原裕次郎記念館に展示しても
良いようなお宝です。(笑)

額縁はサッカーのユニフォームなどを
展示できる開閉式の既製の額縁です。
(大変高級感のある良い額縁です)
チケットなどは取り出すことが
できるように100均のカードケースに
入れてあります。
SP盤のレコードもB4のカードケースに
入れて展示できます。

なかなかの出来栄えに、
我ながら良いアイデアだったと、
額を眺めながら頷いています。
(これがホントの自画自賛)
お勧めです。

「陽のあたる坂道」台本、試写会チケット
1958年公開日活映画
「陽のあたる坂道」の当時の台本や
公開前日の試写会チケット

テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

ソニー フロントローディング・リニアトラッキング・ターンテーブル PS-FL99 1980年代

ソニーの
フロントローディング・
リニアトラッキング・ターンテーブル
PS-FL99です。

洗練されたスタイリングで、
デザインも配色も見事です。
この頃のソニー製品らしい
センスの良さを感じます。

フロントローディング方式ですが
収納されたレコードは、
透明のプラスチックを通して
上から見ることができます。
針位置を確認しながら
マニュアル操作もできるので便利です。

タッチパネルも全く古さを感じませんが、
残念ながら選曲機能は
センサーとトーンアームの連動が
不調で正確には作動しません。

フロントローディングと
リニアトラッキングのために
2個のモーターを必要とします。
当然それぞれを動かすための
回路が必要で、
どこかに不良箇所があれば、
急にトーンアームが動かなくなったり、
スライドテーブルが異常な
動きをしたりして、
直ぐに〝レコード再生不可〟
につながります。
高機能製品のジレンマです。

それでも30年経過して、
この程度に作動していたら
上等とも言えますが・・・。
今使用中のパソコンやブルーレイは、
とても30年後作動しているとは
思えませんから。
やっぱり、
最後は手回しゼンマイの蓄音機が
残るのかも知れません。

80年代の活躍していた頃を
少しでも垣間見ることができたら、
「ご苦労様」
と休ませてあげようと思います。

1976年のジャニス・イアンのアルバム
「愛の余韻 Aftertones」より
『ラブ・イズ・ブラインド』と、
1980年公開の角川映画
「復活の日」のテーマ曲となった
『ユー・アー・ラブ』を、
サントラ盤で鑑賞しました。

「復活の日」のサントラ盤は
劇場での鑑賞後、その足でレコード店に
向い購入しました。
草刈正雄のジャケットが格好良く
気に入っています。
髪型は当時も今も変わっていません。
(やっぱり・・・)

深作欣二が監督した「復活の日」は、
映画の黄金時代に
巨額の製作費を投じた、
良くも悪くも記念碑的な作品です。
日本映画として、
そのスケールの大きさだけでも
一見の価値があると思います。

ジャニス・イアンの歌声が印象的で
心にしみました。


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ジャニス・イアン 

テーマ : 70年代洋楽
ジャンル : 音楽

日立 Lo-D フルオート・プレーヤー HT-MD55 1980年代

日立のLo-D 
LPジャケットサイズの
フロントローディング・
フルオート・プレーヤー
HT-MD55です。

金属製の丈夫なシャーシで
作られています。
上下にアンプやチューナーを
セッティングして、
タワー型で使用する
コンポのプレーヤーです。

フロントローディング方式なので、
レコードは収納されると
全く外部から見ることができません。
つまり、
マニュアル操作で目的の場所に針を
降ろすことは不可能で、
選曲も含め全てフルオートで行います。

曲間を感知するセンサーに相当自信が
あったのでしょうが、
入手した本機は
その肝心のセンサーが不調で、
色々調整しましたが
結局安定しませんでした。

このLo-Dに限らず他社の類似機種も、
曲間の無音部分を感知する
センサーの精度は
あまり高くない感じがします。
本ブログでもすでに十数台
アップしていますが、
アップできなかった機種も含めると
三十台くらい選曲機能付きの
プレーヤーをいじってきました。
その内、現在も高い精度で
正確に作動する機器は3台程です。

経年的な影響を受け易いパーツを
使用しているのか、
もともと技術的に完成度が
高くなかったのか・・・。
とにかくアナログレコードの
無音部分を正確に
感知するということは
難しいことなのでしょう。

80年代はCDへの移行期で、
一気にレコード離れが進みました。
きっと、レコードプレーヤー達が
「早くて正確な選曲がしたければ
CDにすればいいじゃん」と、
一斉にスネてしまったのが
原因ではないかと推察しています。
(笑)

その他の不具合は、
例によって
トーンアームをスライド移動させる
ための駆動ゴムベルトの劣化です。
楕円形に硬化して、
モーターが回転しても
スリップしていました。
交換するとトーンアームが
嬉しそうに動き始めました。

DDモーターの回転は安定しています。
カートリッジや針の状態も良く、
クリアーなデジタル的なサウンドを
聴かせてくれました。

こういうプレーヤーでは、
やはりプログレを再生したくなります。

1971年の
ELP(エマーソン・レイク&パーマー)
の傑作
「展覧会の絵」より、
A面の一部
(グレッグ・レイクの『賢人』まで)
を鑑賞しました。

今聴いても
演奏技術の高さに感動します。
とても3人の演奏とは思えません。


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テーマ : プログレ
ジャンル : 音楽

プロフィール

keiai

Author:keiai
こんにちは!
ゼンマイ式の蓄音機
から、電気蓄音機、
テープレコーダー、
CD、DVDへと進化
していく時代の流れ
の中で、創り手の
情熱があふれる名機
がいくつも生まれ
ました。
そんな逸品で当時の
レコードを再生し、
その時代に想いを
はせてみたいと
思います。
ご一緒に浪漫紀行を
楽しみましょう。

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