ビクター フルオートマチックターンテーブル L-E30     1986年製

ビクターの
フルオートマチックターンテーブル
L-E30、
1986年製です。

ベルトドライブのリニアトラッキング
レコードプレーヤーです。

ビクターでは、比較的珍しい
プログラム選曲ができるタイプです。
選択ボタンのレイアウトが、
例によって他社と同じです。
要するに、ターンテーブルの下にある
プリント基板にマイクロスイッチを
付けているので、スペース的にも
この配置が都合良いみたいです。

当初の不具合は、
プログラム選曲が全く作動しないことと、
Rの音声出力が出ていないことでした。

そっとカートリッジを外してみると、
案の定断線していました。
曲間を検出するセンサーに、
赤・紫・青の三本の髪の毛のように
細い導線が配線されていましたが、
元からきれいに切れていて、
どれがどこに付くのか分かりません。

配線方法は、3×3の9通り。
順番にハンダ付けしていくと、
6通り目に正常作動しました。
さながら、
一本ずつ導線をカットする爆弾処理班の
逆バージョンです。
もっとも、こちらの方は
間違ってもパチッと火花が散るくらいで、
爆発したりしませんが・・・。
Rの未出力も、断線が原因でした。

ダストカバーが着脱できたので、
わざと外して使用してみました。
この方が、むしろ新鮮で、
全体的に格好良く見えます。

MMカートリッジが、
嬉しそうに生き生きした良い音を
聴かせてくれました。

石川セリの1976年のアルバム
「ときどき私は・・・」から
『セクシィ』と、
八神純子の1978年のヒット曲
『思い出は美しすぎて』を鑑賞しました。

『セクシィ』は
下田逸郎の作詞・作曲です。
「ときどき私は・・・」はユーミンや
陽水(ダンナ)が楽曲を提供していて、
とても質の高いアルバムに
仕上がっています。

『思い出は美しすぎて』は、
ヤマハのポプコンでお馴染みの
八神純子の作詞・作曲。
カルロス・サンタナ風の
ギターアレンジが見事で、
アレンジの戸塚修の遊び心を感じます。

サンタナは、
ヤマハのギターを愛用していたので、
「サンタナモデルを使えば
この音が出せるんです」
というヤマハのPRも兼ねていたのかも
知れません。

余談ですが、
当時ギター小僧だった私は、
サンタナのサスティーン
(音を長く伸ばす奏法)について、
ギターに秘密があるとか、
エフェクターを使っているとか、
レコードが擦り切れるほど聴きながら、
友達とよく議論していました。

その時丁度タイミング良く、
NHKでサンタナのライブを
放送しました。
サンタナは、音を伸ばしたい時、
大型ギターアンプの方を向き、
スピーカーにギターのピックアップを
近づけたり離したりして、
ハウリングさせていました。
スピーカーとの距離が合うと、
同じ音がエンドレスに鳴りつづけます。

え?! 
目から鱗が落ちた瞬間でした。


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テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

ナショナル ステレオフォノグラフSF-420 1970年代

ナショナルの
ステレオフォノグラフ
SF-420です。

1970年代の
始めの頃の製品と思われます。
左右一本ずつの真空管で増幅し、
ステレオ再生しています。

ポータブルタイプですが、
レコード再生時は立てたままで、
ターンテーブルのみ手前に引き倒して
セッティングします。

随分活躍してきた使用感がありますが、
モーターの回転は安定しています。
ただし、
コンデンサー不良のハムノイズが強く、
さすがに時代を感じます。
45と33回転の
2スピードのみとなっています。

四畳半の子ども部屋の
タンスの上にでも置かれ、
子ども達の成長を
見守ってきたのかも知れません。
まさに昭和のかおり漂う
レトロな製品です。

四畳半フォークなどと言われた
かぐや姫の歌を、このプレーヤーで
聴いてみたくなりました。
「小さな石鹸 カタカタ鳴った」
「三畳一間の小さな下宿」
そんな生活感を感じる歌詞が
印象的でした。

この時代、世の中の大半の人は、
貧乏生活を送っていたような
気がします。
誰もが、「もうちょっと良い暮らし」
に憧れ、黙々と働いていました。

初めて東京で一人暮らしをした時の、
6畳一間の下宿を思い出します。
テレビもステレオもなく、
兄のお下がりラジオしかなかったけれど、
ラジオから流れるフォークや
ニューミュージックに、
どれ程か励まされ癒されたものです。
まさに「ラジオは家族」でした。

喜多条忠の歌詞の世界を、
南こうせつが忠実に表現している、
1974年の『妹』と、
1973年の『神田川』を鑑賞しました。

当時中学生だった私には、
週刊誌のグラビアで見た、
日活映画『妹』の
秋吉久美子の美しい裸体が
しっかり焼きついていて、
楽曲を聴くとすぐに思い出されます。


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テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

ソニー リニアトラッキングプレーヤー PS-LX550     1980年代

ソニーの
フルオートマチック・
ターンテーブル・システム
PS-LX550です。

ソニーも御多分に漏れず、
この頃はリニアトラッキング方式の
プレーヤーを作っていました。

外観も操作ボタンも機能も、
パイオニアやアカイやLo-Dや
オーレックスなど、
今まで紹介してきた
プラスチック製ボディの
リニアトラッキングプレーヤーに、
とても似ています。
もしかすると、
パーツを作っている下請け会社は
同じなのかも知れません。

余談ですが、
韓国製の激安ハイビジョンテレビは、
日本やアメリカの様々な会社の
安いパーツを寄せ集めて作られている、
という話題をテレビで
放送していました。

韓国製ばかりではなく、
東芝のハイビジョンテレビの
液晶パネルはシャープ製という事実を、
ついこの前目撃しました。
不調だった我が家の
東芝のハイビジョンテレビの出張修理で、
シャープの液晶パネルと
そっくり交換しているのを見ました。
東芝は液晶パネルを
作っていないそうです。

コスト削減で、
安いパーツを買い付けて
組み立てていくと、多少の違いはあれ、
やはり似通った物になってしまうのかも
知れません。

ともあれ、
リニアトラッキングの安定した回転と、
MMカートリッジのHi-Fiサウンドが
手軽に楽しめます。
この頃の楽曲は、
レコードとCDの両方で発売されていて、
演奏も電子楽器が多くなっています。
周波数特性の良いスピーカーで聴くと、
レコードでも極めてクリアーな
音質になり、デジタルサウンドと
錯覚してしまいます。

安全地帯のヒット曲、
1986年の『Friend』と
1985年の『碧い瞳のエリス』を
鑑賞しました。

緻密で繊細な編曲は星勝です。
星勝の名前を知ったのは、
小椋佳のアルバム
『残された憧憬』(1974年)
の編曲です。

一枚のアルバムが、
長い一曲のようにまとめられ、
心の中の記憶や印象を描いたような、
今まで聴いたことのない世界が
広がっていました。
星勝の、
映画のエンディングのようなアレンジは、
玉置浩二の楽曲を(本当はそれ程
素晴らしい楽曲でなくても)、
毎回ドラマチックに演出してくれました。

私の好きなアレンジャーの一人です。

それにしても、
「エリスは安全地帯」という、
当時の生理用ナプキンエリスの
CMコピーにはぶっ飛びました。


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ビクター ポータブルレコードプレーヤーPK-2 1970年代

ビクターの
ポータブルレコードプレーヤー
PK-2です。

取っ手が付いたポータブルタイプで、
カセットとラジオ付きですから、
ラジカセの分類としました。

カセットとレコードプレーヤーは、
ゴムベルトと滑車を上手に使い、
一つのモーターで駆動しています。
カセットは早送りを省略し、
モーターの負担の少ない
巻き戻しのみとしています。
とても回転が安定していて、
懐かしいテープを
再生してみたくなります。

ラジオの感度も良好で、
上蓋を閉じたままでも音量調整が
できるようになっています。
まさに、シンプルisベスト
という感じです。

この12月公開の
山崎貴監督の実写版「宇宙戦艦ヤマト」、
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
も楽しみですが、
1974年にテレビで放送された全26話を
ノ―カットで完全収録した、
カセットの「ヤマト大全集」
(オールカラー別冊解説書付き)
を最近入手しましたので、
今回はこのカセットテープの中から、
最終回
「地球よ!!ヤマトは帰ってきた!!」
の一部を鑑賞してみたいと思います。

本当に面白い時代で、
当時18000円のこの貴重なお宝は、
カセットということで、
リサイクルショップの
ジャンクコーナーに、
500円の値札を付けられ、
ジャンクレコードと一緒に
埃をかぶっていました。
しかも全くの未使用状態で。

「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」
もいいけれど、やっぱり発想の斬新さや、
感情移入しやすい個性的な登場人物など、
他に類を見ないアニメです。
若かりし松本零士の気合いを感じます。
また、宮川泰のオーケストラを使った
音楽も見事です。

アニメの金字塔と言っても、
言い過ぎではないと思います。


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テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

ビクター 4スピードHi-FiエレクトローラSPE-8 1960年代

ビクターの
4スピード
ステレオHi-Fiエレクトローラ
SPE-8です。

1960年頃の製品です。
真空管アンプ内蔵の
レコードプレーヤーで、
ポータブルタイプですが
6kgの重量があり、
時代を感じます。
落ち着いたデザインで、配色も上品です。

前面にスピーカーが付いているため、
プラスティックの装飾に
スリットを入れ、
機能性と美しさを兼ねています。

全体に大変がっしりした作りで、
分厚い木材が使われています。
よって、音質も向上し
聴き取りやすい良い音が楽しめます。

例によって、当初全くの不動品で、
電源すら入りませんでした。
本体も内部も極めてきれいでしたので、
なんらかの不具合で動かなくなり、
それほど使用していないのに
お蔵になったことが想像できます。
こういうケースでは、
意外に単純な原因が多く、
これも配線一か所の接触不良の修理で
完全作動品に戻りました。

音量調整のみで、
トーンコントロールはありませんから、
蓄音機のように、
レコードに録音されている本来の音を
聴いていることになります。
やはり、
60年代のレコードを再生すると、
味わい深い音が鳴り響き、
相性が良いことが分かります。

1967年、水原弘のヒット曲で
レコード大賞歌唱賞を受賞した
『君こそわが命』と、
1963年、三田明のデビュー曲
『美しい十代』を鑑賞しました。

歌謡界初の美少年アイドル三田明。
爽やかで、
清潔感があるルックスに加え、
歌唱力もあります。
今でもファンが多く、
私の知人の女性も、
デビュー当時からの熱狂的ファンで、
毎年プレゼントを持って、
ディナーショーやコンサートに
出かけています。
本当に、
ファンというのはありがたいものです。

1958年に、ポール・アンカが
『君はわが運命』という
凄いインパクトのラブ・ソングを
大ヒットさせましたが、
『君こそわが命』
も究極の愛の表現だなと
感心してしまいます。
さすが川内康範先生の作詞です。

若くして亡くなった水原弘は、
今でも田舎の古い倉庫の壁などで、
「アース殺虫剤」のホーロー看板として、
ニヒルに微笑んでいたりします。


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テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

プロフィール

keiai

Author:keiai
こんにちは!
ゼンマイ式の蓄音機
から、電気蓄音機、
テープレコーダー、
CD、DVDへと進化
していく時代の流れ
の中で、創り手の
情熱があふれる名機
がいくつも生まれ
ました。
そんな逸品で当時の
レコードを再生し、
その時代に想いを
はせてみたいと
思います。
ご一緒に浪漫紀行を
楽しみましょう。

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