コロムビア 3スピードグラフォノーラRG-513                    1952年製

コロムビアの
3スピードグラフォノーラ
RG-513です。

1952年製で、
この前紹介した柳宗理のデザインした
レコードプレーヤー(RG-700)
と同じ製造年です。

ターンテーブルのツマミの形状は
同じです。
こちらの機種は、
いかにも「昭和」という雰囲気で、
まさに電蓄らしい電蓄と言えます。

速度切り替え方式で多いのは、
モーター軸に付いている
プーリーの直径が三段階になっていて、
一つのアイドラーがそのどれかに接し、
さらにそのアイドラーが
ターンテーブルと接して
回転させるタイプですが、この機種では、
モーター軸のプーリーは同じ径で、
直径の異なる三つのアイドラーが
移動して接し、
回転速度を変換するタイプです。
当初、このアイドラーの接触が悪く
不動でしたが、
調整して元気に復活しました。

トーンアームのピックアップは
正常に出力しています。
針の摩耗も少なく
まだまだ使用可能です。

ラジオも選局しやすく、
感度も良好です。
チューニングパネルの下半分に、
福岡、大阪、名古屋、東京などの
都市の名前が記載されています。
主な放送局の周波数に合わせて
記載されているようです。
今よりもはるかに飛び交っている
電波が少ない時代ですから、
遠くの放送局の電波も
キャッチできたのかも知れません。

真空管はGT管とmT管が
使用されていて、
1952年製を物語っています。

本当に、
いつまでも聴いていたくなる
温かな音質です。

1970年、水前寺清子の
『ありがとうの歌』、
1966年、坂本九の
『レットキス(ジェンカ)』、
そして1967年、黛ジュンの
『恋のハレルヤ』を鑑賞しました。

脚本平岩弓枝、
プロデューサー石井ふく子の
ゴールデンコンビで手掛けた大ヒット
TVドラマ「ありがとう」。
子どもの頃、
こういう質の良いドラマを
見ることができ幸運でした。
将来の職業を考える時、
多少なりとも影響を受けた気がします。

坂本九の懐かしい歌声。
フォークダンスでジェンカの
ステップで踊ったことを思い出し、
思わず足が動きだすのは
50歳以上でしょうか。

黛ジュンのミニスカートは、
強いインパクトで
記憶に残っています。
最近の懐メロの番組で、
60歳を過ぎてもやっぱり
ミニスカートで歌っているのを見ました。
これはさすがに、
別の意味で驚きましたが・・・。


[広告 ] VPS


繧ウ繝ュ繝
スポンサーサイト

テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

ペンギン 卓上型蓄音機 1920年代

ペンギンのトレードマークが可愛い、
ペンギン社の卓上型蓄音機です。

すばらしい木工技術で、
精密に木材を組んで作られています。
上蓋や前面の扉を閉めると、
極めて高い密閉状態を作ることができ、
扉の開閉で音量調整することが
可能です。
静かな夜でもレコード鑑賞ができます。

内部のホーンは木製で、
大きなボディをフルに生かした
大きなサイズで、
ラッパ型の蓄音機に匹敵するような、
抜けの良い力強い音です。

外観の装飾も格調高く、
斬新でハイセンスなデザインです。
床の間に置いてみると、
落ち着いた良い雰囲気で、
実に良く合います。
掛け軸をちょっと変えると、
モダンアートに見えたりもします。
まさに時代を越えた芸術作品です。

ゼンマイの巻きあげは
とてもスムーズで、
品質の高さを実感します。
トーンアームの動きもなめらかで、
オートストップ機能も生きています。

職人たちが心を込めて手作りした、
完成度の高い逸品です。

1950年、
ドリス・デイ主演の映画
「二人でお茶を」から、
ドリス・デイが歌って大ヒットした
『ティー・フォー・トゥー』と、
1939年、
スウィング・ジャズの
スタンダード・ナンバー、
グレン・ミラー楽団の
『ムーンライト・セレナーデ』
を鑑賞しました。


[広告 ] VPS


繝壹Φ繧ョ繝ウ闢・浹讖・022_convert_20100822151344[1]

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

コロムビア 3スピ-ドラジオグラフォノーラ 1952年製

『私のお気に入り電蓄』第三位。
コロムビアの
3スピードラジオグラフォノーラ
RG-700
1952年製です。

日本を代表する工業デザイナー、
柳宗理がデザインし、
1952年、
毎日新聞社主催第一回
工業デザインコンクール
(現・毎日デザイン賞)
で第一席を受賞した記念すべき
レコードプレーヤーです。

昨年5月、
松本市美術館で開かれた
『柳宗理展』において、
正面の一番良い場所に
展示されていました。
柳宗理の代表作です。
ただし、
美術館に展示されていたプレーヤーは、
スレや傷だらけのボロボロで、
とても動きそうにありませんでした。
私の所有しているものは、
新品のように美しく、
しかも完全に作動します。
美術館を越えたと自負しています。

深みのある黒を基調とし、
前面の白いツマミと、
横長のガラスのチューニングパネルが
絶妙なバランスで配置され、
時代を全く感じさせない
モダンな印象を受けます。

ターンテーブルの操作ツマミは、
実に使いやすい形状で、
なおかつ柳宗理の遊び心を感じます。

入手した時は全くの不動でしたが、
丁寧に調べていくと、
たった一か所の断線が原因と
わかりました。
動かなくなってすぐ、
お蔵入りしてしまったのでしょう。
ほとんどデッドストック状態で、
断線をハンダ付けすると、
当時にタイムスリップしたかのように、
元気によみがえりました。

その音を聴いた時の
驚きと感動は忘れられません。
大きなボディの中は、
回路をコンパクトにまとめ、
空間を広く確保し、
一つのスピーカーボックスとして
音質の向上をはかっています。
クリアーでメリハリのある良い音です。

デザイン、音質共に、
世界を代表する名機です。

ビル・エヴァンス・トリオと
スウェーデンの歌手
モニカ・セッテルンドが
共演したアルバム
「ワルツ・フォー・デビー」
(1964年)から、
『カム・レイン・オア・カム・シャイン』
『ビューティフル・ローズ』、
阿川泰子のアルバム
「サングロウ」(1981年)から、
『イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ』と
『シニア・ドリーム』を鑑賞しました。


[広告 ] VPS


繧ウ繝ュ繝

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

バンロック レコードカッティングマシン 1980年代

バンロック
レコードカッティングマシン
(Vanrock Recorder)です。

7インチ(17センチ)
シングル盤専用の、
カッティングマシンです。

アナログレコードファンにとっての
究極の憧れ、
それはオリジナルのレコードを
自分で作ることです。

もちろん現在でも、
オリジナルレコードを
受注生産している会社がありますが、
やはり少々お値段がよろしいようです。
とは言え、
個人でカッティングマシンを
所有するというのはさらに不経済です。
(ベスタクスの新しい
カッティングマシンは124万円)
そこで、かつて活躍していた
ポータブルのカッティングマシンを整備し、
その雰囲気を楽しむことにしました。

バンロックのレコードカッティング
マシンはモノラル録音のみですが、
オート機能で簡単にシングル盤の
レコードを作製できます。

通常のレコードプレーヤーと
同じくらいのサイズで、
しっかりしたポータブルの設計です。
きっとあちこち出張して
レコードを作製していたのでしょう。

本来は、
ラッカー盤と呼ばれる専用のディスクを
カッティングするのですが、
国内では7インチのものは
製造していないので、
ホームセンターやホビー店で
代用品を探しました。

アクリル板や下敷きなど
色々試行錯誤し、
結局100円ショップの
B4硬質カードケースに
落ち着きました。
これだと、
ドーナツ盤2枚分のスペースがあるため、
計4枚作ることができます。

始めに無音部分を少し入れてから、
レコーディングを開始します。
カッティングマシンの針先は
ヒーターで加熱され、
ディスクを刻みやすくしています。
削りかすが見る見るうちに
たまっていきます。

出来上がったディスクには、
確かに細かな溝が刻まれています。
実際に再生してみると、
スクラッチノイズが多いながら、
まぎれもなくオリジナルレコードに
なっていました。
自分で作る楽しさを、
十分味わうことができました。

サンプルとして、娘が7歳の時、
私と一緒にカラオケで歌った
『True Love Story』
(郷ひろみと松田聖子の
デュエットで話題になった曲)
をレコーディングしています。
(親馬鹿承知です)
再生プレーヤーは、
以前紹介したナショナルの
SG-503Nです。


[広告 ] VPS


繝舌Φ繝ュ繝・け繝ャ繧ウ繝シ繝

テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

パイオニア フルオートプレーヤーPL-88FS 1981年製

パイオニアの
フルオートプレーヤーシステム
PL-88FSです。

この前紹介した
PL-X9のフルサイズモデルで、
フロントローディングした
ターンテーブルは、
完全に本体内に収納されて
レコード再生します。

カートリッジの先端にある二つの目
とも言えるデュアルアイセンサーが、
正確に無音部分を感知し、
実に機敏にプログラム選曲演奏します。
レーザーディスクを操作しているような
錯覚をします。

プログラム通りに動くトーンアームが、
スイングアーム方式で迅速に
移動するのが興味深く、
その動きが見えるように
前面のアクリルの蓋を
オープンのまま固定してしまいました。

当時のカタログに、
本体上面一杯にLPレコードを
立てて乗せた写真が掲載されて
いるように、
非常に剛性の高いボディで
(40kgに耐えられる)、
外部の振動の影響も
受けにくくなっています。
シャープやテクニクスのプレーヤーとは、
明らかにコンセプトの違いを実感します。

パイオニアの技術を集大成した
記念すべきプレーヤーです。

1972年8月、
ディープ・パープルの
東京、大阪での日本公演を録音した
「ディープ・パープル/
ライブ・イン・ジャパン」から
『チャイルド・イン・タイム』を、
70年代のソニー製アンプと
スピーカーで鑑賞しました。

大音響で聴いても、
耳障りな金属音にならないのが
アナログレコードの良いところです。
リッチー・ブラックモアのギターも、
イアン・ギランのボーカルも、
パワーがみなぎっていて、
思春期の私には、
カルチャーショックのような
大変なインパクトでした。

かくして高校時代は、
髪を肩まで伸ばし、
ディープ・パープルのコピー演奏に
明け暮れることになりました。

あの長い髪はどこにいったのでしょうか・・・。


[広告 ] VPS


繝代う繧ェ繝九いPL-88FS+002_convert_20100810190722[1]





テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

ナショナルラジオ付き真空管電蓄  1950年代 

私の『お気に入り電蓄』
第2位。
ナショナルの大型真空管電蓄です。

ラジオのチューニングパネルには
「ナナオラジオ」の記載があります。
信頼できるメーカーのパーツを
上手に使っていたのかも知れません。
ラジオの感度は極めて良好で、
マジックアイも正常に作動しています。

レコード操作がしやすいのは、
タワー型(縦型)電蓄のメリットです。
大きなボディに共鳴して、
迫力ある重低音が楽しめます。

とにかく、
全体の雰囲気が実に素晴らしく、
眺めているとどんどん引き込まれ、
まさに芸術作品を鑑賞している感じです。
木の温かさを十分生かし、
絶妙なデザインと色合いで、
格調高く仕上げています。

大型電蓄は、
ともすると無駄に大きく、
センスの悪いものが結構ありますが、
この機種はとても安定感があり、
上品です。

キャスター付きのすのこを加工して、
簡単に移動できるようにしました。
時には広いリビングで
ビールでも飲みながら、
時には狭いカウンターで
ワインでも飲みながら、
好きな曲を楽しむことができます。

大型電蓄の醍醐味を
十分味わえる逸品です。

1963年、
ピーター・ポール&マリーが歌って
世界的ヒットとなった、
『風に吹かれて』と『悲惨な戦争』、
1967年、
石原裕次郎の主演映画と共に
大ヒットした、
『夜霧よ今夜も有難う』
を鑑賞しました。

石原裕次郎のムーディーな歌声は、
古い電蓄のマイルドな音質が
実に良く合います。

『どのくらい沢山の道を歩いたら、
人は彼を本当の男だと言うだろうか
どのくらい多くの海を越えたら、
白鳩は砂浜で眠れるのだろうか
どのくらい鉄砲が火を噴いたら、
永遠に追放されるのだろうか
友よ、
それは吹き行く風だけが知っている』

ピーター・ポール&マリーが歌う
反戦歌は、じわっと胸の奥に
しみ込んでいきます。


[広告 ] VPS


P1090407_convert_20100729081139[1]


テーマ : 懐かしい歌謡曲
ジャンル : 音楽

プロフィール

keiai

Author:keiai
こんにちは!
ゼンマイ式の蓄音機
から、電気蓄音機、
テープレコーダー、
CD、DVDへと進化
していく時代の流れ
の中で、創り手の
情熱があふれる名機
がいくつも生まれ
ました。
そんな逸品で当時の
レコードを再生し、
その時代に想いを
はせてみたいと
思います。
ご一緒に浪漫紀行を
楽しみましょう。

カウンター
最新記事
最新コメント
月別記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク